一般的な災害用トイレの種類一覧
災害用トイレにはさまざまな種類があります。
それぞれの特徴を知ることで、最適な一つを選びやすくなります。
以下に、各種類ごとの詳細な情報を紹介します。
1. 仮設トイレ
仮設トイレは、避難所などの公共の施設に用意されているトイレで、ほとんどの場合は自治体が用意してくれます。
特に大規模な避難所などで利用されることが多く、水洗式や非水洗式のタイプがあります。
最近だと、下水に直接用を足せる「マンホールトイレ」というタイプの仮設トイレの用意も進んでいます。
ただ、仮設トイレを頼りきりにしてしまうと、不便なことも多いので、他にも自分で選択肢を持っておくことがとても大切です!
また、災害の大きさや自治体によっては仮設トイレの設置まで想像以上に時間がかかる場合もあるので、各自7日分の災害用トイレセットを用意しておくことが推奨されています。
2. 簡易トイレ(段ボールトイレ)
簡易トイレは設置が非常に簡単で、低コストなのが魅力です。
自宅避難できる人は、一つ持っておくととても便利。
主にプラスチックや段ボールで作られており、必要なときにすぐに組み立てて使用できます。
また、場所を取らないため、狭い場所でも設置可能。
欠点としては長期使用には向かない点が挙げられますが、短期間の災害時にはとっても役立つアイテムです!
最近では「水洗トイレをそのまま使えるタイプの災害用トイレ」も増えてきているので、簡易トイレなしでの備蓄も可能です!
3. 携帯型トイレ(ポータブルトイレ)
携帯型トイレは、持ち運びに便利で移動が多い場合に理想的です。
小型で軽量なため、バックパックや車の中に簡単に収納できます。
10回用〜600回用まで、さまざまな容量で販売されていて、種類も多いです
災害時以外にも、キャンプやアウトドアで利用する人も多いです。
また、使用後の処理が簡単で、特に防水性の袋やゲル化剤がセットになっていることが多いです。
選ぶ際には、できれば予備の袋やゲル化剤が多く付いているものを選ぶと良いでしょう。
4. バイオトイレ
自宅に十分な広さの庭がある場合は、バイオトイレの設置を考えてもいいかもしれません。
バイオトイレとは、微生物の力を利用して排泄物を分解するタイプのトイレです。
水を使わず、匂いも比較的少ないのが特徴で、環境に優しい選択肢と言えます。
設置とメンテナンスに多少の技術が必要ですが、長期的に見れば利便性が高く、特に自然災害が長引く場合の自宅避難に適しています。
5. 使い捨てトイレ
使い捨てトイレは、一回の使用ごとに捨てられるため、処理や清掃が簡単です。
特に、急な避難時や短期間の災害対応に便利です。
袋と便座が一体となったタイプや、コンパクトに収納できるタイプがあります。
予備を多めに用意しておくことで、緊急時に安心して使用できます。