自分たちが「自宅避難」可能か、確認する基準
自宅避難は、災害の状況や地域の特性によっては推奨される場合がありますが、全ての状況で推奨されるわけではありません。
この記事では、「自宅避難が推奨されるかどうか」を判断するためのポイントを紹介します!
1. 自宅の安全性
自宅避難が推奨される条件として、家が安全であることが前提です。
具体的には、次のようなケースであれば自宅避難が選択されることがあります。
- 自宅が地震や台風などで損傷していない。
- 自宅が洪水や土砂崩れの危険区域にない。
- 電気・水道・ガスが停止しても生活に必要な備蓄や設備がある。
2. 避難指示や勧告の有無
自治体が避難指示や避難勧告を出している場合、自宅での避難は推奨されません。
特に洪水や土砂災害の危険がある地域では、自宅に留まることがかえって危険になる可能性があります。自治体の指示に従い、安全な場所へ避難することが重要です。
3. 避難所の混雑状況
避難所が混雑している場合や、避難所での生活がストレスになると予想される場合には、自宅で安全が確保できるなら自宅避難が推奨されることもあります。
特にパンデミックや感染症流行時には、避難所の密集を避けるため、自宅で避難する選択肢が考えられます。
4. 家に備蓄があるかどうか
自宅避難をする場合、最低でも1週間分以上の食料・水・生活用品を備蓄していることが推奨されます。
また、カセットコンロやモバイルバッテリーなどの代替エネルギー源も必要です。備蓄が不十分であれば、避難所へ行く方が安全です。
そう考えると、「自宅でしっかり備蓄すること」がいかに大切かわかりますね!
5. 家族やペットの状況
家族に高齢者、乳幼児、病人がいる場合や、ペットを連れて避難するのが難しい場合も、自宅避難を選択することがあります。
ただし、この場合も自宅の安全性と備蓄の状況を慎重に確認する必要があります。
6. 災害の種類による判断
災害の種類によっても、自宅避難が推奨されるかどうかが異なります。
- 地震:
自宅が耐震構造で損傷がなければ、家での避難が推奨される場合がありますが、余震のリスクがあるため、注意が必要です。 - 台風や豪雨:
洪水や土砂災害のリスクがない場所であれば、自宅避難が適していますが、危険地域にある場合は避難所への移動が求められます。 - 津波:
海沿いの地域では、津波の危険がある場合は必ず高台や避難所へ移動する必要があります。
まとめ
自宅避難は、家が安全で、自治体の避難指示がない場合や、避難所の混雑を避けるために選ばれることがあります。
ただし、災害の種類や家の立地条件によっては、自宅避難が推奨されない場合もあります。
したがって、災害時には自治体からの情報をこまめに確認し、状況に応じた適切な判断をすることが大切です。
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