ニオイ問題

仮設トイレはなぜあんなに臭いのか?

仮設トイレ
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野外フェスティバルや工事現場、そして災害時は避難所のトイレとしても活躍する「仮設トイレ」。

しかし仮設トイレは、独特の嫌な匂いがすることが多いです。

仮設トイレは、なぜ匂うのでしょうか?

この記事では、仮設トイレが臭う理由を紹介します!

仮設トイレが臭う原因

1. 排泄物がたまるから

仮設トイレの多くは汲み取り式。つまり下水道につながっていないので、排泄物がそのままタンクにたまっていきます。これが時間がたつと、発酵して嫌な臭いが出てくるんです。

特に、暑い日は早く発酵が進むから、より臭いが強くなることが多いです。さらに、アンモニアや硫化水素などのガスも発生しやすくなります。

いうならば排泄物が「放置」されている状態だから、どうしても臭ってくるんですよね。

2. 空気がこもるから

仮設トイレって小さくて、空気がこもりやすいんです。

普通のトイレだと換気扇があったり、窓を開けたりできますが、仮設トイレにはそんな機能がないことが多いです。

だから、用を足した後の臭いがそのまま残ってしまって、さらにきつく感じるんです。

仮設トイレで用を済ませてから外に出ても、なんだか服に匂いが染み込んでいるような気がすることがありませんか?

3. 清掃が間に合わないことがある

災害時にはたくさんの人が仮設トイレを使いますよね。

トイレがいっぱいになっても、すぐに清掃やタンクの排出ができないことがあって、排泄物がどんどんたまります。その結果、臭いがどんどん強くなっちゃうんです。

特に避難所では、トイレの数が限られているので、これが大きな問題になります。

メンテナンスが遅れると、トイレ内部がすぐに汚れてしまい、臭いが強くなる原因になります。

4. 消臭対策が足りていない

普通のトイレでは、消臭スプレーや芳香剤を使うことができるけど、仮設トイレにはそれが足りないことが多いです。

消臭剤が十分に使われていないと、排泄物の臭いを抑えられず、嫌な臭いがそのまま漂います。「消臭剤の意味がない」という状態のことが多いです。

5. 暑いと臭いが強くなる

特に夏場や気温が高い時期は、臭いがより強くなります。

温度が高いと、排泄物が早く分解されて、その際に発生するガスが増えるからです。

しかも、直射日光を浴びるような立地だとトイレの中はサウナ状態。

だから、夏場の仮設トイレは特に臭いが気になりやすいんです。

また、仮設トイレの構造自体が、臭いを閉じ込めるのに適していない、というのも大きな原因です。

仮設トイレのニオイは、病気を引き起こす?

仮設トイレの「におい」そのものが直接病気を引き起こすことはありません。

しかし、臭いが強い環境は、衛生面での問題を示していることが多く、間接的に病気のリスクを高める可能性はあります。どういうことか、もう少しわかりやすく説明しますね。

1. 臭いは衛生状態の指標

仮設トイレが臭うということは、排泄物が溜まっていたり、清掃が十分に行き届いていないことが多いです。排泄物が長時間放置されると、細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。このような状況で、トイレに触れたり、手洗いが不十分だったりすると、病原菌が体内に入るリスクが高まります。

例えば、仮設トイレが不衛生な状態だと、ノロウイルスや大腸菌などが手に付着し、口や目を触った際に体内に侵入することがあります。これによって、食中毒や下痢、嘔吐などの症状が出ることがあります。避難生活中の、トイレが自由に使えない生活での食中毒や下痢ほど辛いものはありません。。

2. 臭い環境は感染症の温床に

仮設トイレの臭いがきついということは、排泄物が適切に処理されていないことが多く、それによってハエやゴキブリなどの虫が集まりやすくなります。こうした虫が病原菌を運び、トイレを利用する人たちに感染症を広げることがあります。これは特に、食中毒の原因になることが多いです。

そう、実は食中毒は食べ物からだけではないんです。

例えば、トイレに来た蝿の足に汚物がつき、同じハエが手に止まれば、その手で食事をしたら食中毒になることがあります。

また、臭い環境では、空気中に微生物が増えやすくなり、これが体内に入ることで病気になるリスクが上がります。特に免疫力が落ちている避難所生活の中では、このリスクがさらに高まります。

仮設トイレの「臭い」そのものが直接病気を引き起こすことはありませんが、臭いが強い環境は、衛生面での問題を示していることが多く、間接的に病気のリスクを高める可能性はある、ということです。

災害時の仮設トイレの臭いは大きな問題になるの?

災害時の仮設トイレの臭いは、実際に大きな問題になっています。

災害時には多くの人が避難所で共同生活を送ることになるので、仮設トイレの使用頻度が一気に高まります。それに伴って、臭いの問題が発生しやすくなるんです。

「臭いからトイレを使いたくない」という悩みが健康被害に

東日本大震災や熊本地震のときには、「仮設トイレが臭くて、使いたくない」という声が多くありました。

実際、トイレの利用を我慢する人も出てきて、これが健康に悪影響を及ぼすこともあります。排泄を我慢し続けると、膀胱炎になってしまったり、そのほか泌尿器系の問題や便秘が悪化することがあるんです。

トイレに行きたくないから、食事や水分補給をやめてしまう人もいます。もちろん健康に良くありませんし、体力が落ち、精神的にも滅入ってしまいます。

最近は仮設トイレの臭い対策が進んでいる

最近では、仮設トイレの臭い対策も進んできています。

換気機能をつけた仮設トイレも増えていますし、マンホールを使って直接下水に汚物を流せる「マンホールトイレ」の設置も全国的に進んでいます。

また、災害時のトイレ清掃を迅速に行う仕組みづくりも進んでいます。

災害時の仮設トイレの臭いは、健康面でも心理的にも問題になるので、今後さらに改善が期待されているところです。

仮設トイレにニオイ問題はつきもの

最近ではいろんな対策が取られてはいるものの、どうしても仮設トイレにニオイ問題はつきものです。

大勢の人と共有して使わなければいけないからこそ、感染症になるリスクも高まります。

そんな時、自宅のトイレが使えることほど楽なことはないです。トイレを共有するのは家族だけだし、感染症リスクも最小限に抑えられます。

タンク式仮設トイレを使うよりも、自宅で災害用トイレを使う方がストレスやリスクが少ない

断水してしまって水がない環境でも、凝固剤などを活用した「災害用トイレセット」があれば、衛生的に自宅トイレを使い続けることができます。

今までの「災害用トイレ」商品は、凝固剤や袋の防臭効果にばかり頼っていて、実際はニオイ問題が深刻でした。(凝固剤の消臭力は、実際使ってみると”大”にはほとんど効果がないです)

「これじゃあ、仮設トイレと変わらない」

というくらい、使用中の匂い問題は残っていました。

そこで、ニコラスは「防臭に特化」した災害用トイレを開発しました。

いつも使っているトイレの便器に専用のビニール袋を被せたら、普段通り用を足し、それから付属の防臭専用もこもこ泡スプレー「シューポン」でシュシュっと汚物を隠せば、臭いニオイは出てきません!(シューポンは、排水溝工事の酷い悪臭を抑えるために開発した特許取得商品です)

被災した時にも、少しでも快適に過ごすために、ぜひシューポンつきの防臭に特化した災害用トイレセットをご用意ください!

わたしたちについて
株式会社ニコラス
株式会社ニコラス
防臭に特化した災害用トイレを開発している会社です!
私たちは災害用トイレセットを開発・販売している会社です。元々は、愛知県の地元の電気屋さんでしたが、現在は自分たちで開発した防臭モコモコ泡スプレー「シューポン」(特許技術)を使って、世の中の悩みを解決する商品作りに励んでいます。困ったことに遭遇した時、困ったままで我慢しない、して欲しくない。 そのために私たち「ニコラス」があります。
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