大震災が起きた時、どうする?すぐに行動すべきこと
大震災がいつ起こるかわからない日本では、いざという時に適切に行動できるかどうかが、「命を守る鍵」となります。
ここでは、地震が起きた瞬間やその後の状況で取るべき安全な行動をわかりやすく説明します。
事前に知識を持っていることで、冷静に対応できるようにしておきましょう!!
1. 地震が起きた瞬間に取るべき行動
① 室内にいる場合
大きな揺れが感じられたら、まずは自分の身を守ることが最優先です。
- 机やテーブルの下に身を隠す:家の中にいる場合、倒れてくる家具や落下物から身を守るために、すぐに机やテーブルの下に隠れてください。頭を守り、揺れが収まるまでそのまま待ちましょう。
- 頭をクッションや枕で保護:もし近くに机がなければ、クッションや枕、本などで頭を守り、しゃがんで身を低くします。
- ガラスや棚の近くから離れる:窓ガラスや本棚、テレビのような重い物のそばにいると、破片が飛んできたり、物が倒れてくる危険があります。そういった場所から離れましょう。
② 屋外にいる場合
屋外で地震が発生したら、落下物に注意することが大事です。
- 建物から離れる:ビルや家屋の近くにいる場合、瓦やガラス、看板などが落ちてくる危険があるので、すぐに建物から離れ、広い場所に移動します。
- 電柱や塀にも注意:電柱やブロック塀は揺れで倒れることがあるので、そういったもののそばからも離れるようにします。
- 道路の安全確認:道路では、倒れてくる電線や揺れによるひび割れにも気をつけながら移動しましょう。
③ 乗り物に乗っている場合
車や電車に乗っている場合、急に止まることが多いですが、パニックにならないようにしましょう。
- 車の場合:道路の端にゆっくりと停車し、ラジオやカーナビで最新の情報を確認します。停車後は、揺れが収まるまで車内にとどまりますが、安全が確認できたら車を道路の脇に止めて避難する準備をしましょう。
- 電車やバスの場合:急に停止する可能性がありますが、揺れが収まるまでしっかりとつり革や座席に掴まり、周囲の状況を確認しながら行動します。
2. 地震直後の行動
揺れが収まった後も、状況を冷静に把握して行動することが重要です。
① 火の元を確認する
揺れが収まったら、火の元を確認して消火します。コンロやストーブを使用していた場合はすぐに火を消してください。ただし、火が大きくなっていたり、消火が難しい場合は、無理に消そうとせず、避難を最優先にします。
② 玄関のドアや窓を開ける
ドアや窓が歪んで開かなくなる前に、避難経路を確保しましょう。特にマンションなどでは、エレベーターが止まる可能性があるため、非常階段を使って避難する準備をします。
③ 安否確認と情報収集
家族や友人の安否を確認しましょう。ただし、地震直後は電話がつながりにくい場合があるため、SNSや災害用伝言板を使って安否確認を行うのが有効です。また、ラジオや防災アプリで最新の地震情報を確認し、避難するべきかどうかの判断をします。
④ 水の確保
多くの場合「震災の直後」から断水が始まり、長いと1ヶ月以上水が得られないことがあります。自宅にいる人は、水が出るうちに湯船や器になるべくたくさん水をためておきましょう!
3. 避難するときのポイント
① 避難場所を確認する
自宅が危険な状態の場合や、津波や火災のリスクがある場合には、指定された避難場所に向かいましょう。事前に避難場所を家族と共有しておくことが大切です。
② 非常用持ち出し袋を持っていく
あらかじめ準備しておいた非常用持ち出し袋を持って避難します。中には、飲み水や非常食、懐中電灯、救急セットなどが入っていると安心です。また、避難する際には靴を履き、頭を守るためにヘルメットや帽子を着用しましょう。
③ 車での避難は避ける
道路が混雑している場合や、地震による被害が広範囲に及んでいる場合、車での避難は控え、徒歩で移動する方が安全なことがあります。また、津波が予想される地域では、急いで高台へ避難することが優先されます。
4. 地震後に気をつけること
① 余震に注意
大地震の後には余震が続くことがよくあります。余震によってさらに建物が倒壊したり、物が落ちてくる危険があるため、油断せずに注意を払いましょう。
② 避難所での衛生管理
避難所では多くの人が集まるため、感染症や衛生管理に気をつける必要があります。手洗いを徹底し、体調が悪くなった場合はすぐに医師の指示を仰ぎましょう。また、トイレの衛生状況が悪い場合に備えて、簡易トイレを持参しておくと安心です。
まとめ
大震災が起きたとき、冷静に安全な行動を取ることが自分や家族の命を守るカギとなります。
揺れが発生したらまず身を守り、その後の行動は冷静に判断しましょう。
事前に備えをしておくことで、いざという時によりスムーズに対応できるので、日常から避難場所の確認や非常用持ち出し袋の準備を心がけておくと安心です!