自分に合った災害用トイレの選び方と、比較のポイント
災害が発生した時、「トイレの確保」は、見落としがちだけどとても重要な課題になります。
自分に合った災害用トイレを選んで備えておくことで、緊急時でも安心して生活できる環境を整えることができます。
今回の記事では、「災害用トイレの選び方のポイント」を詳しく紹介します!
災害用トイレの重要性について
災害時には、通常のトイレが使用できなくなることが多いです。
今の日本はほとんどの家庭が「水洗トイレ」で、水道に依存しています。
しかし災害時には断水によって水や下水道の供給が停止することが多いので、トイレも使えず、お風呂にも入れず、不衛生な環境が広がりやすくなるんです。
そうすると、感染症のリスクも高まり、健康被害が発生する恐れがあります。もちろん、精神面の負担も大きいです。
「災害用トイレ」をしっかり用意することで、こうした衛生問題を予防し、災害時にも状況を安定させることにもつながっていきます!
メンタルケアの重要性
被災中の大きなストレスの原因の一つに、トイレのニオイ問題があります。
どうしても、水で流さない分、悪臭漂う中で用を足さないといけなくなるので、気が滅入ってしまいます。
トイレに行きたくなくなり、用を足さなくていいように水分を取らないようにしたり、食べ物を食べないようにしたりしてしまう人もとても多いです。
そんな生活を続けたら、やっぱり健康には良くありません!
だからこそ、清潔で安心できるトイレ環境を整えることが実はとても重要なんです。
基本的な選び方の基準
災害用トイレを選ぶ際の基本的な基準としては、まず使用人数や使用期間を考慮することが重要。
また、保管のしやすさ・使いやすさも大事なポイントです。
種類別の特徴と、それぞれのメリット
災害用トイレにはさまざまな種類があります。
- ・簡易トイレ
- ・仮設トイレ
- ・携帯型トイレ
などなど。
それぞれの特徴としては、簡易トイレは設置が簡単でコストも比較的低く、仮設トイレは長期使用に向いています。
携帯型トイレは持ち運びに便利で、特に移動が多い場合に適しています。
選び方の具体的なステップ
- 1. 災害用トイレを選ぶステップとしてまず、自分のニーズを具体的に洗い出すことが必要です。
- 2. 次に、各種トイレの特徴を調べ、そのメリットやデメリットを比較検討します。
- 3. そして予算や設置場所を考慮しながら「自分にとって」最適なものを選びましょう。
- 4. 最後に、実際の使用シーンをイメージして、必要なオプションや付属品を確認します。
設置方法と場所の選定
設置方法についての注意点は、まず「どこで使う予定なのか」を考えましょう。
最近は、大きな震災が起こっても避難所には行かずに「自宅避難(自宅で過ごす)」が推奨されています。
今の耐震基準に合っていない古い家に住んでいる人は避難所に行った方がいいですが、今はほとんどの人が自宅避難できます。
自宅避難ができる予定ならば、家のトイレで使うことを想定して準備します。
避難所で避難生活を送る可能性が高いのであれば、その避難所の災害用トイレの備蓄状況を事前に確認しましょう!
災害用トイレの必要数と管理
災害時には、適切な数のトイレを用意することが重要です。
また、その管理も怠らないように注意が必要です。
以下に、必要数の計算方法やトイレ用品の管理方法について紹介します。
人数に応じた災害用トイレ数の計算方法
災害用トイレの必要数は、使う人の人数で計算します。
基本的には1週間分(7日間分)の備蓄がおすすめです。
そして1人あたり1日に7回使用する想定で、
「人数×7回×7日間」の公式で計算します。
たとえば、
2人家族なら、2x7x7=98回。100回分の災害用トイレを用意すればOK。
4人家族なら、4x7x7=196回。200回分ですね。
家族に女性や子ども、頻尿気味の人、老人が多い場合は、もっと多めに用意してもいいかもしれません。
大災害の際には7日以上断水してしまうこともあります。
一番安心なのは、1ヶ月分の備蓄をしておくこと。過去の大震災を振り返っても、一番ひどい被害を受けた地域でも長くても1ヶ月程度で水道が復旧しています。
災害用トイレを選ぶ際の最終確認
災害用トイレを選ぶ際の最終確認として、まずは各種トイレの特徴や使用目的を再確認します。
その上で、予算や使用頻度、設置場所などを考慮し、自分に最も合うトイレを選びましょう。
また、実際の使用状況をシミュレーションし、必要なオプションや消耗品も確認しておくことも重要です!
これにより、緊急時にも安心して使用できる災害用トイレを選定することができます。