ニオイが少ない仮設トイレの種類と、ランキング
臭いの少ない仮設トイレをランキング形式でご紹介します!
近年、技術が進化していて、仮設トイレも臭い対策がしっかりされているものが増えてきました。
この記事では、特にニオイ問題が少ない仮設トイレをランキングにしてみました。
自分の住んでいるエリアの自治体が、災害発生時用に避難所にどんな仮設トイレを用意しているのかとあわせて、チェックしてみてください!
ニオイ問題が少ない、仮設トイレの種類ランキング
1. バイオトイレ
ニオイの感じにくさ:
特徴: バイオトイレは、微生物を使って排泄物を分解する仕組みで、排泄物が水に変わるため、臭いがほとんど発生しません。水を使わないので、災害時の水不足にも強いです。
メリット:
- 排泄物が微生物によって分解されるので、ほぼ無臭
- 水を使わないため、災害時でも運用が簡単
- 環境にも優しい
デメリット:
- 定期的なメンテナンスが必要
- 導入コストが高め
- 導入している場所がとても少ない
2. マンホールトイレ
ニオイの感じにくさ:
特徴: マンホールから下水に繋げることで、汚物を直接下水道に流すことができるタイプのトイレです。最近は多くの自治体が導入を進めています。
メリット:
- 汚物がたまらないので、発酵したような汚物の臭いは感じにくい
- 清潔
- 通常の仮設トイレのような入り口の段差がないので、高齢者でも使える
デメリット:
- 専用の設備が必要で、設置場所が限られる
- 使用中は、どうしても下水臭が登ってくることがある
2. 真空式仮設トイレ
ニオイの感じにくさ:
特徴: 飛行機や新幹線で使われているような真空式トイレの仮設バージョン。排泄物を真空で瞬時に吸い取って、密閉タンクに送るため、臭いが外に漏れにくい仕組みです。
メリット:
- 汚物の臭いが漏れにくい
- 一回の使用で少量の水しか使わないので節水効果がある
デメリット:
- 専用の機械が必要で、設置場所が限られる
- 電力が必要で、災害直後には使えないことが多い
4. 水循環型仮設トイレ
ニオイの感じにくさ:
特徴: このトイレは、少量の水を循環させるシステムで、排泄物を流し、臭いを抑える仕組みです。一般的な水洗トイレに近い使用感で、臭いが少ないのが魅力です。
メリット:
- 使用感が普通のトイレに近い
- 水を再利用しているので節水効果が高い
デメリット:
- 水が必要なので、水不足の災害時には不向き。断水時は使えない
- メンテナンスや水の補充が必要
5. ペダル式ポータブルトイレ
ニオイの感じにくさ:
特徴: ペダルを踏むことで、便槽を密閉するタイプの仮設トイレです。密閉状態がしっかりしているため、臭いが漏れにくく、屋外でも快適に使えます。
メリット:
- 密閉力が強く、臭いが漏れにくい
- 手軽に持ち運べる
デメリット:
- 定期的に便槽の清掃が必要
- 水が必要な場合もあり、災害時には制限がある
- ペダルがゆるくなり、臭くなることがある
3. 凝固剤使用型の簡易トイレ
ニオイの感じにくさ:
特徴: 凝固剤を使って排泄物を固め、臭いを抑える仮設トイレです。災害時などに手軽に使えるため、避難所やイベントなどでよく利用されていますが、凝固剤は”大”の消臭にはほとんど効果がないと言われています。そのため、正直かなりニオイは気になります。
また、避難所によっては物資不足により、通常は1回用をたすごとに袋を縛って処理するもののですが、2〜3回は用を足してから処理してください、というパターンも…。そうすると、他人の汚物を見ながらトイレをしないといけなくて、かなりストレスになります。
メリット:
- 手軽に設置可能で、個人でも用意できる
- 安い
- 毎回袋で縛るので、発酵しない
デメリット:
- 毎回の処理に時間がかかる(用を足す→凝固剤で固める→袋を縛る)
- 大便はかなり匂う
- ゴミがたくさん出る
3. ボットン式の仮設トイレ
ニオイの感じにくさ:
特徴: 便器と便槽(便が溜まるタンク)が繋がっているトイレです。 名前の通り、ボットンと落ちます。仮設トイレだと排泄物が下水に流れずタンクに溜まる形式が多いです。ニオイはかなりキツイです。ただ、水も電気も一切不要なので、インフラが復旧しない間は活用されます。
メリット:
- 仮設トイレの中では安価
- 災害時用に導入数が多い
デメリット:
- 定期的に、汲み取り作業が必要
- かなり匂う
まとめ
仮設トイレの臭いを減らすためには、トイレ自体の構造や技術が重要ですが、環境や利用状況に応じて適したものを選ぶのがポイントです。
特に「バイオトイレ」は断水、停電にも対応可能で、かつ臭い対策に優れているため、災害時でも快適に使える選択肢として自治体からも人気があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、災害時の用途や場所に応じて最適なトイレを選んでみてください!
「新しい災害用トイレ」という選択肢も
ニコラスが作っているのは、一番ニオイが気になると言われる「凝固剤使用型の簡易トイレ」です。
今までの「災害用 簡易トイレ」は、凝固剤や袋の防臭効果にばかり頼っていて、実際はニオイ問題が深刻でした。
「これじゃあ、仮設トイレと変わらない」というくらい、使用中の匂い問題は残っていました。
そこで、ニコラスは「防臭に特化」した災害用トイレを開発しました。
いつも使っているトイレの便器に専用のビニール袋を被せたら、普段通り用を足し、それから付属の防臭専用もこもこ泡スプレー「シューポン」でシュシュっと汚物を隠せば、臭いニオイは出てきません!(シューポンは、排水溝工事の酷い悪臭を抑えるために開発した特許取得商品です)
防臭満足度は、「バイオトイレ」に並ぶほど!
使用中も、ほとんどニオイを感じません。
被災した時にも、少しでも快適に過ごすために、ぜひシューポンつきの防臭に特化した災害用トイレセットをご用意ください!